U-22日本代表メンバー選出の注目ポイント
- 海外クラブ所属の選手が4名も招集
- 明治大・早稲田大など大学サッカーの逸材も多数選出
- 将来のA代表やロサンゼルス五輪世代の育成を見据えた構成
- 試合経験豊富な若手+新進気鋭の融合が見どころ
- 大岩剛監督の一貫した育成ビジョンが見えるメンバー選考
「今このタイミングで見るべき」U-22日本代表の最新陣容とは?
「なぜこの選手が呼ばれたの?」「どんな意図があるの?」
サッカーファンであれば、代表メンバー発表のたびにそんな疑問を抱くはず。
今回発表されたU-22日本代表のメンバーは、2028年ロサンゼルス五輪出場を見据えた“育成の中核世代”。
AFC U-23アジアカップ2026予選という舞台で、未来の日本サッカーを担うタレントが勢揃いしました。
本記事では、選手選考の背景、構成バランス、注目の海外組と国内選手の関係性にフォーカスし、このメンバーに込められた意図を解き明かします。
U-22日本代表 メンバー(2025年8月29日現在)
スタッフ
監督:大岩 剛 オオイワ ゴウ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)
コーチ:羽田 憲司 ハネダ ケンジ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)*
コーチ:越智 滋之 オチ シゲユキ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ/テクニカルハウス)
GKコーチ:佐藤 洋平 サトウ ヨウヘイ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)
フィジカルコーチ:矢野 由治 ヤノ ヨシハル(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)
テクニカルスタッフ:引田 真尋 ヒキダ マヒロ(日本サッカー協会 テクニカルハウス)
選手
GK
23 濱﨑 知康 ハマサキ トモヤス(明治大)
1 小林 将天 コバヤシ マサタカ(FC東京)
12 内山 翔太 ウチヤマ ショウタ(アルビレックス新潟)
DF
16 稲垣 篤志 イナガキ アツシ(明治大)
15 尾崎 凱琉 オザキ カイル(早稲田大)
5 関富 貫太 セキトミ カンタ(桐蔭横浜大)
21 小杉 啓太 コスギ ケイタ(ユールゴーデンIF/スウェーデン)
3 永野 修都 ナガノ シュウト(ガイナーレ鳥取)
4 土屋 櫂大 ツチヤ カイト(川崎フロンターレ)
22 岡部 タリクカナイ颯斗 オカベ タリクカナイハヤト(東洋大)
2 松本 遥翔 マツモト ハルト(鹿島アントラーズ)
MF
13 保田 堅心 ヤスダ ケンシン(KRCヘンク/ベルギー)
6 菅澤 凱 スガサワ トキ(国士舘大)
7 山本 丈偉 ヤマモト ジョウイ(東京ヴェルディ)
14 名和田 我空 ナワタ ガク(ガンバ大阪)
8 嶋本 悠大 シマモト ユウダイ(清水エスパルス)
10 川合 徳孟 カワイ トクモ(ジュビロ磐田)
FW
17 古谷 柊介 フルヤ シュウスケ(東京国際大)
11 塩貝 健人 シオガイ ケント(NECナイメヘン/オランダ)
9 後藤 啓介 ゴトウ ケイスケ(シントトロイデンVV/ベルギー)
20 ンワディケ ウチェブライアン世雄 ンワディケ ウチェブライアンセオ(桐蔭横浜大)
18 石橋 瀬凪 イシバシ セナ(湘南ベルマーレ)
19 新川 志音 シンカワ シオン(サガン鳥栖U-18)
U-22日本代表メンバー構成の特徴と戦略的狙い
今回の代表選考には、以下のような戦略的な狙いが見受けられます。
●【バランス重視】国内と海外の融合
海外で実戦経験を積んでいる選手と、日本国内で結果を出している若手をバランスよく選出しています。
- 小杉啓太(DF/スウェーデン・ユールゴーデン)
- 保田堅心(MF/ベルギー・ヘンク)
- 塩貝健人(FW/オランダ・NEC)
- 後藤啓介(FW/ベルギー・シント=トロイデン)
特に注目すべきは、小杉と後藤の両選手。欧州のトップリーグで経験を積むことで、フィジカル・戦術理解度・プレースピードといった点で一段階上のレベルにあることは間違いありません。
●【経験値の最大化】大学サッカーからの精鋭
Jリーグ未所属ながら代表入りを果たした大学生も複数名います。
- GK 濱崎知康(明治大)
- DF 尾崎凱琉(早稲田大)
- MF 菅澤凱(国士舘大)など
大学サッカーは近年、スカウティング面でもプロと変わらぬ注目を集めており、“即戦力”として期待できる存在も少なくありません。
●【ポジションごとの意図】将来性を意識した配分
- GK:3名体制で、大学生・Jリーグ所属のバランス良し
- DF:欧州経験者を中心にフィジカル強化を意識
- MF:多様性重視。攻守両面での適応力を試す狙い
- FW:突破力と得点力を持つ選手を広くカバー
今後のA代表との融合や、東京五輪世代を超える人材育成を意識した配分と言えるでしょう。
海外組招集の背景とメリット
海外でプレーする選手の招集には、大きく3つの意義があります。
1. 国際基準の経験
欧州リーグでの経験は、Jリーグでは得がたいスピードやパワー、高強度のプレッシャー環境を体得する機会になります。
2. 多様な戦術理解
それぞれの所属クラブでは異なる戦術体系が用いられており、柔軟な思考や“引き出しの多さ”はチーム戦術において大きな武器になります。
3. 精神的な自立
海外でプレーするには、生活・言語・文化もすべて自己解決しなければなりません。
その過程で育まれる「自分で判断する力」も、代表でのプレーに良い影響を与えます。
選考した大岩剛監督の意図と育成哲学
大岩監督は、ロス五輪を見据えた“中長期的な人材育成”に重きを置いています。
そのため、短期的な結果ではなく、数年後の「本大会での主力候補」となる選手を今から経験させるという姿勢が見られます。
U-22日本代表とは?
- 年齢:22歳以下(2028年の五輪出場資格を持つ世代)
- 監督:大岩剛(元鹿島アントラーズDF)
- 大会:AFC U-23アジアカップ2026予選(9月3日~)
- 会場:ミャンマー(ヤンゴン)
U-22日本代表の関連する質問
Q1. このメンバーで本戦に出られるの?
→ 今回は「予選」。グループ1位、または2位の上位4チームが本大会進出。
Q2. 海外組はコンディション大丈夫?
→ 試合直前に合流する選手もおり、多少の調整リスクはあるが、
欧州のシーズンインと重なるため、逆に実戦感覚は高い。
Q3. なぜ高校生の新川志音選手が入ったの?
→ 実力主義の代表方針により、若くても“結果を出している選手”が選ばれる傾向にある。高校生でも将来性が評価されれば抜擢されるケースは今後もあり得る。
今回の代表選考から見える日本サッカーの未来
今回のメンバー構成は、未来のA代表を意識した「先行投資」的な人選です。
- 欧州で鍛えられた実戦派
- 国内で成長中の潜在株
- 大学サッカーやユースからの飛び級組
それぞれのキャリアが交差し、日本代表という舞台で化学反応を起こす瞬間に期待が集まります。
