応援の音が苦手な子どもと行くサッカー観戦|静かな席を選ぶファミリー向けガイド

サッカー観戦でうるさくない席を選びたいファミリー向けに、静かなエリアの見分け方や応援席を避けるポイントを解説します。

サッカーの試合は生で見ると本当に迫力があります。

でも、小さな子どもを連れて行くとなると「応援の音が大きすぎたらどうしよう」「ずっと立っている席だったら子どもがつらいかも」と、不安も同じくらい大きくなります。

私も、未就学児の子どもを初めてJリーグの試合に連れて行ったとき、ゴール裏に近い席を選んでしまい、太鼓の音と大きなチャントに子どもが固まってしまったことがあります。

「ごめん、ちょっと怖かったね」と言いながら、ハーフタイムに少し離れたエリアへ移動したとき、スタジアムの中でもこんなに音の感じ方が違うんだと実感しました。

それ以来、私は「どこで座るか」にとても気をつけるようになりました。

同じスタジアムでも、席選びさえ工夫すれば、子どもと一緒でも落ち着いてサッカーを楽しめる居場所はちゃんとあります。

ここでは、「サッカー観戦 席選び 静か ファミリー 応援席 避ける」という視点から、メインやバックスタンドの中でどこを選べばよいか、チケット画面のどこを見れば“うるさくないエリア”を見分けられるのかを、私自身の経験も交えながらお話しします。

Index

まず押さえたい「スタンドごとの雰囲気」と基本イメージ

多くのJリーグのスタジアムは、大きく分けると次の3つのスタンドに分かれます。

●メインスタンド
●バックスタンド
●ゴール裏

それぞれの雰囲気は、大ざっぱに言うとこんな感じになります。

メインスタンドは、ベンチの後ろ側にある、一番“王道”のエリアです。

試合全体が見やすく、スーツ姿の人やファミリー、一人でじっくり見る人など、落ち着いた雰囲気の観客が多い印象です。

バックスタンドは、メインの反対側にある、ピッチ全体を俯瞰しやすいエリアです。

戦術を見るのが好きな人や、一人観戦の人が多く、「静かに集中して見たい」というタイプが集まりやすいスタンドでもあります。

そしてゴール裏は、応援団やコアサポーターが集まる、一体感と熱狂のエリアです。

立って歌う、飛び跳ねる、太鼓が鳴り響くというのが標準のスタイルで、子どもや音が苦手な人にとっては、かなり刺激の強いゾーンになります。

私の大きな失敗も、まさにこのゴール裏に近いエリアを選んでしまったことでした。

「スタジアムの雰囲気を味わわせたい」という気持ちが先走ってしまい、子どもにとっては“楽しさ”よりも“怖さ”が上回ってしまったと感じています。

静かめに観戦したい場合は、まずこのゴール裏を避けて、メインかバックの中央寄りをベースに考えることが、スタートラインになります。

応援が激しい「うるさい席」を名前だけで見分けるコツ

次に、「チケットの名前を見るだけで、応援が激しい席かどうかを見分ける」コツをお伝えします。

チケット販売ページには、それぞれの席に名前が付いています。

この席種名を見るだけで、「ここはかなり応援寄りだな」「ここは落ち着いて観戦する人が多そうだな」というのを、ある程度判断できます。

避けたい席種名の例

次のような言葉が入っていたら、そこは“応援席寄り”と考えた方が安心です。

●ゴール裏
●ホーム自由席
●ビジター自由席
●サポーター席
●応援席
●声出し応援エリア
●コアサポーター席

こういった席は、「立って歌って応援する人」が主役のエリアです。

太鼓や大旗が近く、90分のほとんどの時間で立ちっぱなしということも珍しくありません。

サッカーに慣れてきて「自分も一緒に飛び跳ねたい」と思うようになったら最高の場所ですが、子ども連れや音が苦手な家族には、最初の一歩としてはかなりハードです。

狙いたい席種名の例

一方で、次のような名前の席は、座って落ち着いて観戦する人が多く、比較的静かになりやすいです。

●メインスタンド指定席
●バックスタンド指定席
●ファミリーシート
●ファミリーゾーン
●キッズエリア
●ビギナーシート
●初心者向けシート
●テーブル付きシート
●ペアシート
●ボックスシート

「ファミリー」「キッズ」「ビギナー」「ゆったり」といった言葉が入っている席は、クラブ側も「小さな子や初めての人が安心して観戦できる場所」として用意していることが多いです。

私も、子どもと二度目の観戦では、メインスタンドのファミリーシートを選びました。

周りがほとんどファミリー層で、「子どもが立ち上がってもお互いさま」という空気があり、心の緊張がふっと緩んだのをよく覚えています。

静かな席を選ぶときの「位置」の考え方

同じメインやバックスタンドの中でも、「横」「縦」「高さ」によって、音や見え方の印象が大きく変わります。

ここでは、スマホで座席図を見ながらイメージしやすいように、それぞれのポイントを整理します。

横の位置(ピッチのどのあたりか)

横方向の目安は、ざっくりと次の3つです。

●ゴール裏寄り
●センターライン寄り
●反対側のゴール寄り

応援団はゴール裏に集まるので、もちろんゴール裏寄りのブロックは音が大きく、立ち上がりも多くなります。

バックスタンドでも、ゴール裏に近い端のブロックは、実質的に“半分応援席”くらいの雰囲気になっていることがあります。

一方で、センターライン付近の中央ブロックは、ゴール裏との距離があり、音の圧も和らぎます。

私自身も、子連れで行くときは「とりあえず真ん中寄り」と覚えておくようにしています。

縦の位置(前の方か、真ん中か、上の方か)

次に、スタンドのどの高さに座るかです。

●前列
●中段
●上段

前列はピッチに近く迫力がありますが、選手に近い分、歓声やどよめきも近く、急な立ち上がりも多い印象です。

中段から上段にかけては、音が一度スタジアム全体に広がってから届くような感覚になり、太鼓の“ドン”という直撃感も少し和らぎます。

私の子どもも、前列で見たときは「音が近い」と言っていましたが、別の日にバックスタンドの中段で見たときには、「さっきより怖くないね」と落ち着いて座ってくれていました。

通路側・最後列という“逃げ道”の作り方

音に敏感な子どもや、初めてのスタジアムで不安が大きい家族には、「逃げ道を確保しておく」という発想も大事だと感じています。

通路側の席であれば、「ちょっと音がつらくなってきたから、一回外に出ようか」と、周りの人にあまり迷惑をかけずに移動できます。

最後列の席であれば、後ろに人がいないので、子どもが立ち上がったり、少しソワソワしても心理的なプレッシャーが少なくて済みます。

私はいつも、子どもと行くときは「センター寄りの中段、できれば通路側」から先に空席を探すようにしています。

チケット画面で“静かなエリア”を見分けるチェックポイント

スマホでチケットを買うとき、「どこまで雰囲気が分かるのか」が気になりますよね。

実は、チケットアプリや購入画面を見るだけでも、けっこうなヒントを読み取ることができます。

席種名と説明文

まず見るべきは席種名と、その下に書いてある説明文です。

席種名に、「ゴール裏」「自由席」「サポーター」「応援席」「声出し」といった言葉が入っていたら、そこは基本的に応援を楽しむ人向けのエリアです。

一方で、「ファミリー」「キッズ」「ビギナー」「初心者向け」「ゆったり」といった言葉が入っている席は、静か寄りの観戦スタイルを想定していることが多いです。

説明文の中に、「小さなお子さま連れの方におすすめ」「初めて観戦される方にもぴったり」「比較的落ち着いた雰囲気」といった記載があれば、かなり安心材料になります。

座席図でゴール裏との距離をチェック

次に、座席図を拡大して、ゴール裏からどれくらい離れているかを確認します。

バックスタンドの中でも、ゴール裏と隣り合うブロックは、太鼓やチャントが横からドーンと届きやすいゾーンです。

少し中央側のブロックに移動するだけでも、「同じバックスタンドなのに、こんなに音の感じが違うんだ」と驚くことがあります。

私もある試合で、ゴール裏にかなり近いバックの端の席を選んでしまい、子どもが前半で疲れてしまったことがありました。

それからは、必ず座席図を拡大して、「応援団がいるゴール裏から2ブロック以上離れたところ」を目安に選ぶようにしています。

注意書き・禁止事項の記載

席種の説明の中に、「このエリアでは立っての応援、声を出しての応援を推奨しています」と書かれていることがあります。

これは、そこが事実上“応援エリア”であるサインです。

逆に、「周囲のお客さまのご迷惑にならない範囲での観戦にご協力ください」といった一般的なマナーの記載だけであれば、特別に激しい応援スタイルを想定していないエリアだと考えて良いと思います。

同行者別:ファミリー・カップル・一人観戦のおすすめエリア

ここからは、「誰と行くか」ごとに、静かめな席の選び方を整理します。

小さな子ども連れファミリーの場合

最優先で狙いたいのは、ファミリーシートやキッズエリアです。

周りがほぼ全員ファミリー層なので、子どもが多少立ち上がったり、途中でぐずってしまっても、「お互いさま」という空気に本当に救われます。

また、長時間の観戦では、子どものおしりも大人のおしりも、想像以上に疲れてきます。

一度スタジアム観戦クッションを持って行ったとき、「なんでもっと早く買わなかったんだろう」と心から思いました。

薄くて軽いタイプでも、あるのとないのとでは快適さが段違いです。

「スタジアム観戦クッションの詳しい情報はこちら」としてお気に入りを一つ用意しておくと、どのスタジアムでも役に立ちます。

音が心配な子どもには、子ども用イヤーマフもおすすめです。

我が家も、最初はおもちゃ感覚でつけてもらい、スタジアムに着いて音が大きいと感じたタイミングで耳にあてるようにしています。

完全に静かになるわけではありませんが、「直接の音の圧」をやわらげてくれるので、表情がふっと穏やかになる瞬間があります。

「サッカー観戦にも使いやすい子ども用イヤーマフはこちら」で、対象年齢やサイズを確認して選んでみてください。

カップル・友人グループの場合

カップルや友人同士で、「ゆっくり会話しながら楽しみたい」「写真も撮りたい」という場合は、メインスタンドのS席やA席、バックスタンド中央の指定席がバランスの良い選択肢になります。

静かすぎると拍子抜けしてしまいますが、ゴール裏ほどの激しさはいらない、という人にはぴったりです。

コンパクト双眼鏡が一つあるだけで、選手の表情やゴール前の駆け引きがよく見え、「今のプレーすごかったね」と盛り上がる回数が増えます。

首から下げても邪魔にならない軽さのものを選ぶと、スタジアムグルメを買いに行くときも気になりません。

「サッカー観戦向けの軽量コンパクト双眼鏡はこちら」で、倍率や重さを比べてみてください。

一人観戦・音に敏感な大人の場合

一人で静かに試合を味わいたいときや、音に敏感だけれどどうしても生観戦を体験してみたいときは、バックスタンド中央の中段〜上段あたりが、個人的には一番おすすめです。

ピッチ全体を俯瞰できて、戦術の流れも見やすく、応援の音はしっかり届きつつも、太鼓の真後ろということは少ないポジションです。

小さな耳栓をポケットに入れておけば、「今日はちょっと音が強いな」と感じたときだけ、そっと使うこともできます。

また、急な雨や風対策として、折りたたみのレインポンチョや撥水性の高い帽子があると、体が冷えにくく、最後まで集中して試合を見られます。

「観戦向けレインポンチョ」「撥水帽子のおすすめはこちら」として、普段の雨の日のお出かけにも使えるものを選んでおくと、持ち物がムダになりません。

サッカー観戦 席選び 静か ファミリー 応援席 避けるのよくある質問

Q.とにかく「うるさくないエリア」は、どこを選べばよいですか。

A.絶対に静かという席はほとんどありませんが、「メインかバックスタンド」「センターライン付近の中央寄り」「中段〜上段」「ファミリーやビギナー系のラベル付き」という条件がそろうほど、応援の音や立ち上がりは穏やかになりやすいです。

Q.ゴールが入ったときに、周りが立ち上がらない席はありますか。

A.ゴールの瞬間は、どのエリアでも多くの人が立ち上がると考えておいた方が安全です。

スタジアム全体で喜びを分かち合う瞬間なので、「ゴールのときだけは立つよ」と家族で事前に共有しておくと、子どももびっくりしにくくなります。

そのうえで、普段のプレー中の立ち上がりを減らしたいなら、メインやバックの中段〜上段、ファミリーや初心者向けエリアを選ぶと頻度はかなり抑えられます。

Q.イヤーマフや耳栓があれば、どの席でも大丈夫でしょうか。

A.イヤーマフや耳栓はとても頼りになりますが、太鼓の振動や周りの動きまでは遮ることができません。

「静かめの席選び」と「イヤーマフや耳栓」の両方を組み合わせることで、子どもや音に敏感な家族もかなりラクになります。

さらに、通路側や最後列の席を選んで、「つらくなったら少し外に出る」という選択肢も合わせて用意しておくと安心です。

サッカー観戦 席選び 静か ファミリー 応援席 避けるためのまとめ

最後に、「サッカー観戦 席選び 静か ファミリー 応援席 避ける」というテーマで、押さえておきたいポイントをまとめます。

スタジアムは、メイン、バック、ゴール裏で雰囲気が大きく変わります。

特にゴール裏や「自由席」「サポーター席」「応援席」「声出し応援エリア」といった名前の席は、立って歌う人が中心の、かなり賑やかなゾーンです。

静かめに観戦したいファミリーには、「メインかバック」「センターライン付近の中央寄り」「中段〜上段」「ファミリーやビギナー系エリア」という4つのポイントを組み合わせて選ぶことをおすすめします。

席種名と説明文、座席図でゴール裏との距離、注意書きの3つをチェックすれば、チケット画面だけでも“うるささの度合い”はかなり見分けられます。

完全に静かな席はほとんどありませんが、工夫次第で「怖さよりも楽しさの方が大きい観戦」に近づけることはできます。

スタジアム観戦クッションや子ども用イヤーマフ、コンパクト双眼鏡、帽子やレインポンチョ、使いやすいチケットアプリなどをうまく組み合わせれば、当日の小さなストレスもぐっと減らせます。

私自身も、最初の失敗から学びながら、少しずつ「わが家の定番の席」を見つけてきました。

あなたの家族にも、「ここならまた来たいね」と思えるお気に入りのエリアが、きっと見つかるはずです。

その第一歩として、次の試合ではぜひ、静かめのメインやバックスタンドの中央寄りから、家族のペースに合う席を選んでみてください。

サッカー観戦でうるさくない席を選びたいファミリー向けに、静かなエリアの見分け方や応援席を避けるポイントを解説します。

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